おはようございます。樋口高顕/ひぐちたかあきです。
1月21日、令和4年第1回区議会臨時会が開催されました。
提出いたしました令和3年度千代田区一般会計補正予算第八号
- 住民税非課税世帯等へ10万円給付
は、満場一致で議決頂きました。感謝申し上げます。
開会にあたり冒頭の招集挨拶では、
- オミクロン株の感染状況と全庁一丸の対応
- 重症化を防ぐ「早期接種」「早期発見」「早期治療」
- 住民税非課税世帯等への支援策、10万円給付
の3点について述べさせていただきました。
なお、当日の様子はインターネット配信もされており、こちらにて私の挨拶文を全文掲載しております。あわせてご覧ください。
<1>クラスター、感染急拡大・・猛威を奮う第6波オミクロン株
新型コロナウイルス感染症のパンデミックが始まり、すでに2年余りが経ち、昨年9月以降は感染状況が落ち着いていたものの、年末からオミクロン株の拡大により懸念されていた第6波が到来、猛威を振るっています。
感染力の高いオミクロン株の全国的な急拡大により、政府は沖縄県など3県に続き、本日1月21日から2月13日までの約3週間、首都圏1都3県を含む全国13都県に「まん延防止等重点措置」の適用を決めました。
区でも、年末から年明けにかけて区内の民間施設で集団感染、クラスターが発生し、区民の皆様やその近傍の商店街の皆様などにご心配をおかけしました。これらの事案に対して国や東京都と連携し、緊急の対策会議を行うとともに、国立感染症研究所から医師を含む4名の応援職員の派遣を受け入れ、専門的な知見や助言を踏まえ、いち早く情報収集や現地調査を行うなど迅速かつ的確な対応に努めてまいりました。
その後も感染者の急増に伴い、保健所では患者に対する聴き取り調査や自宅療養している患者に対する健康観察などの業務が増大しており、保健所業務がひっ迫しつつあります。
そのため、全庁による応援体制を敷き、庁内一丸となって対応しているところです。
基本的な感染対策として私たちができることは、これまでと同様、マスク着用や手指消毒、十分な換気、三密の回避を心がけることです。いま一度、原点に立ち返り、感染予防対策の徹底を重ねてお願い申し上げます。
感染力が非常に強いオミクロン株によって、万が一感染した場合でも、昨年夏の第5波と異なり、経口薬や抗体カクテルなど新型コロナに対抗するための方策を手に入れています。
病床の確保や有効活用のための準備を整えるほか、早期発見に向けては、無症状であってもPCR等検査を無料で受けられる事業も実施されています。
<2>3回目のワクチン接種を開始。先手先手の対応で区民の命を守る
感染予防や重症化リスクの低減のカギとなる3回目のワクチン接種。区では、1月11日から集団接種会場を開設し、高齢者の方を対象として無料の送迎サービスも開始しております。
国はワクチン接種の前倒しを表明、区としても、区民の皆様の声を受け、接種券を前倒しして発送するなど、先手先手で取り組んでおり、一日も早く、希望する方にワクチン接種ができるよう準備を進めてまいります。
感染力が非常に強いオミクロン株につきましても、「早期接種」「早期発見」「早期治療」によって重症化させないことが鍵となります。
区は、区民の安全と安心を確保するため、引き続き、さまざまな施策に全力で取り組んでまいります。
<3>国による「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」ー住民税非課税世帯等への10万円の給付
オミクロン株による感染者数の増加は今しばらく続くと言われており、社会経済への影響が懸念されます。国は、「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」の一環として、子育て世帯への臨時特別給付金と併せ長期化する新型コロナウイルス感染症の影響によって困窮している住民税非課税世帯等への支援策として、10万円の給付を決定しました。
支給対象等の詳細が示されたことを受け、一日も早くこの給付金を対象者にお届けできるよう、この事業に必要な予算を今臨時会に追加の補正予算として提案させていただくこととなりました。
今後もスピード感をもって取り組んでまいりますので、議会の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。