こんばんは。樋口高顕/ひぐちたかあきです。
東京大神宮で発生した職員間のクラスターについて、1月3日に下記の通りご報告しました。
続く1月5日には、ゲノム解析でオミクロン株と確認されたこともTwitterやFacebookにて速報しました。
今回は、その最新報告です。
積極的疫学調査の結果
千代田保健所は東京都、国立感染症研究所の全面的な現場支援のもと、積極的疫学調査、実地や聞き取りなど情報収集を実施。1月6日時点で16名の感染が判明しました。
濃厚接触者については、(区外の)居住地の管轄保健所が適切に対応。それ以外の方についても、まさに幅広く、拡大検査を受けて頂いています。
結果、1月6日実施の一斉のPCR検査は全員陰性。現在は、陽性者と接触があった方々には2週間の自宅待機を要請しています。
職員だけが利用する場所での感染
参拝された方も、富士見・飯田橋地域の皆さまにも大変ご心配をおかけしておりましたが、前回もお伝えしましたように、一般参拝された方の濃厚接触は認められず、祈祷された方に関しても、マスク着用や換気徹底が図られており、濃厚接触は認められません。調査の結果でも、職員だけが利用する場所での感染が確認されました。
気をつけるべきこと=基本に立ち返ること
クラスターの発生はどこでも起こりうるものです。
防ぐためには、改めて区民や事業者の皆さまに、基本に立ち返り、不織布マスクの着用、屋内換気状況の確認や手指消毒、密を避ける、また(できる方であれば)ワクチン未接種の方への1・2回目接種の勧奨など、コロナ対策の徹底が非常に有効です。どうかお願いいたします。
特に事業所の場合、寒い冬の時期で大変ではありますが、狭い休憩室、更衣室、食堂などでは、定期的な換気の確保が極めて重要です。また密にならない人数制限も合わせてお願いいたします。
感染された職員の一日も早い回復を願います
現場で地道な対応を行っている国立感染研の皆さん、そして千代田保健所は、報道の通り、大勢の対象者への連絡から始まり、詳細な行動歴や回答の把握、感染源や感染経路の特定など、大変な困難さもあったかと思いますが、正月返上で、クラスター対策に早期に積極的に介入して頂いていることに心から感謝申し上げます。
今後もこれまでの対象者内で発症する可能性や、感染の拡大などリスクもあるかと思われますが、引き続き、おそらく1月半ばまでの健康観察期間を注視し、対応して参りたいと思います。
東京大神宮におかれても、職員の多くが感染、濃厚接触者となり、年始の一番忙しい時期での発生とのことで、組織として大変な状況におかれていると拝察しています。
何よりも、感染された職員の方々の一日も早い回復を願います。