おはようございます。樋口高顕/ひぐちたかあきです。
今年度、千代田区は「ちよだの女性が未来をつくる!フューチャーセッション」を初開催。
公募30名の区民の女性(年代、家庭、学校・仕事環境など多様な皆さん)が幅広くご参加。4回の会議を通じて、参加者同士がフラットに対話をし、関係性を構築、アイデアを引き出し、具体的に実行、アクションにつなげます。
キックオフと最終回には、私も参加。とくに最終回の、6つのチームに分かれた企画提案では、皆さんの熱いプレゼン(後述します)がありました。
人口増の千代田区、女性の声を聴かせていただくために
千代田区は2000年以降、人口が増加に転じ、現在はおよそ6万7千人の方々が住み、暮らされています。このうち、区内にお住まいになって5年未満の方が35%、10年未満の方まで入れるとなんと55%に達します。その多くは、比較的若い世代の方々です。
当然ながら、区民の半分は女性です。しかし様々な審議会や会議での女性の割合は、残念ながら3割に過ぎず、女性の声を聴かせていただく機会が少ないのでは、と率直に感じていました。
そうした課題認識から、今回のワークショップを立ち上げました。なお初めての試みとなったフューチャーセッションという手法は、お互いの違いや多様性から学び、対話を重ね、関係性を育むことで、アイデアを形にし、具体的な実行やアクションへとつなげていくことを企図しています。
△ 行政にこうしてほしい
〇 民間からこういう取り組みをスタートします
◎ 行政と民間で連携し、課題を解決します
多様性あふれる提案
最終回では、6つのチーム「プラッと縁側」「not ぼっち」「ちよだウェルビーイング」「おいでよ‼ちよだの村」「No Borders ちよだ」「La mairie de Chiyoda」から企画提案を頂きました。
内容は、教育、産前産後、子育て、地域、キャリア、多世代、交流など多岐にわたる分野に及びました。
キーワードは、ゆるいつながり、女性のライフ・ワーク両立、タイムリーな情報、気軽な相談・場の醸成、助けたい・助けられる人のマッチング、中高生の居場所つくり、区民と企業の交流、新しいものとふるいものが共存したまち、など。
私は、各所管の部課長とともに熱いプレゼンを拝聴しました。途中、感染拡大により、zoomだけの回もありましたが、各チームしっかりと練られ、それぞれ想いが伝わりました。何より多様性あふれる提案がとても良かったです。区としては、皆さんの具体的なアクションを様々な形でご支援してまいりたいと思います。
令和4年度も「ちよだをつなげる女性30人」開催
今年度も第2期を開催、「千代田区の未来をともに創造したい」という熱い想いを持つ30人の仲間を募集します。
とくに今回は、区民の皆さんとともに、千代田区に関係する大企業や中小・ベンチャー企業、NPO、大学、行政などの若手メンバー※が、組織やセクターの枠を越え、千代田区の未来を創造する対話型・継続型・実践型のプロジェクトといたしました。今期も大いに期待、楽しみにしています。
※応募多数の場合、初めての方、若手メンバー(under40)を優先し選考させていただきます。
区HP:「ちよだをつなげる女性30人 参加者(2期生)募集」
https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kurashi/danjo/tsunagu-woman.html