【中央卸売市場】前を向いて着実な歩みを

6月22日、中央卸売市場への委員会質疑。「築地市場解体工事」と「円滑な市場運営に向けて」について、主に下記の答弁を得ました。

・7月中旬と工事前の2度、住民説明会を重ねて開催、納得を得られるよう努める

・車両抑制のために築地市場のがれきは海上輸送も検討

・ねずみが分散しないよう徹底した駆除

・ウィング車による荷降ろし等はあるが築地市場と比較すると衛生環境は大幅に向上

・高度な品質・衛生管理と効果的な物流を両立させるため、ターレットの走行など具体的な方策を調整

都民ファーストの代表質問の答弁でもありましたが「高度な品質・衛生管理や、効率的な物流の実現といった豊洲市場の基本理念をふまえた上で、開場当初は、市場業者が新しい市場施設に不慣れであることなどにも留意した運用を図る」、まさにこの点に尽きます。

わたし自身、先の予算特別委員会でも申し上げましたが、豊洲へ移転後も円滑に営業できるか、得意先との関係、経営に支障をきたさないかは、市場の皆さんにとって正に死活的に重要な問題です。

つまり豊洲市場の基本理念をふまえる一方で、市場業者の活力をそいではいけないと考えます。

各方面の多くの関係者の皆さま方には、今日に至るまでに、いろいろな思いがお有りであることを強く感じております。痛切な思いを抱いておられる方が少なくないことも承知しています。

本年10月11日まで3か月余り。やるべきことは明確です。

ここから先は、各当事者の皆さん方が置かれている立場や状況に思いを馳せながらもご一緒に、前を向いて、着実な歩みを進めていかなければなりません。近隣住民や場外市場の皆さんの思い、築地で働く皆さんの思いを踏まえて、当局にはなお一層の踏ん張りを求めました。

PAGE TOP